いとひや 糸日谷晃

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オートバイ

私事なんですが、車をもっていません。

毎日、バイクで通勤しています。



山なので、天気が変わりやすく突然の雨に逢うこともしばしば。

60キロ以上で体当たりしてくる大型の昆虫もたくさんいます。

(バイクで走った時の相対速度)



雨の日も風の日も、台風であろうが、雷が鳴ろうが、全てカッパを着て凌いできました。

しかし、冬になれば、路面が凍結し、雪が積もります。

当然、カッパでは凌ぎきれないので、車を買うことにしました。



そうして、ふと思いました。



木で出来た車のおもちゃはよく見かけますが、

オートバイは、あまり見かけませんね。



三輪で、子どもが乗れる大きさのものはあるみたいですが、ミニカーのような、転がして遊ぶもの、

有名なものでは、ケラー社、プレイサムのサイドカー付きなどありますが、多くはないようです。



                                    〈ケラー社のオートバイ〉

2b3b6c00.jpeg今までにない木のオートバイを作ろうと思い、スケッチを描いています。

子どもが遊びやすい形、癖のない形、二輪でもちゃんと立つように・・・など、

考えていくと、また、ふと気付くんです。

ケラー社の作品に、形が似ているな、と。



                         〈プレイサム社のサイドカーの付いたオートバイ〉



本日は、シンプルで美しい形のおもちゃをたくさん作っているケラー社についてのご紹介。



ケラー社は1864年にドイツのシュツッツガルト近くのコッピンゲンで創業しました。

クリスチャン・フォーゲルが家族ぐるみの小さな工房で、水力を利用して製作していましたんですね。

現在では、後継者がいなくなってしまい、1888年に生産権を譲渡し、

四代目のカールロバートコーン氏は、商品のアドバイザーとなっています。

〈ケラー社の作品〉

89d79dc5.jpeg彼は、あるインタビューで次のように語っています。

「おもちゃはこどもたちに、彼らがこれから生きていく世界の最初の印象を与えるものです。

ですから、形や機能には十分な配慮が要求されます。

私たちは新しい技術の力を借りようと考えていますが、やはり昔ながらの手作業による仕上げをいつまでものこそうとおもっています。

心を込めて子どもたちに手渡すことをその作業を通して確かめなければならないと思うからです。」



ケラー社では、おもちゃを考える時、まず2、3の試作品を作り、

そこから、また30パターン程作ります。

その後、幼稚園で実際に遊んでもらい最終的な案を決めます。

いくつもいくつも作った中から一番いいものを選ぶんですね。

洗練されたデザインは、やはりそう簡単にできるものではありません。





これから、また

スケッチを描き、試作品を作らねば、と考えています。

どんなものが出来るのでしょうか。

どうしようもないものが完成しそうで怖いです。













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Comment

おもちゃ好き

私は10年以上も前にこのブログに乗っている青いいレーシングカーの赤いバージョンに魅せられたモノです。人にプレゼンとして「腰痛をほぐすもの?」と思われたことにどれほど唖然としたことか(笑)。。。。同社のオートバイも買おうかとおもったのですが、残念ながらこれは違うと思い、購入に踏み切れませんでした。それから幾星霜、やっとケラー社の亡霊から開放されたデザインを偶然にも旅行先で発見したわけです。今はテレビ台の前に。いずれは階段箪笥の上で(笑)ずっと活躍をしてもらう予定です。おもちゃのデザインって、本当ーに難しいんでしょう。ありがとうございます。
  • URL
  • 2011/05/10 22:49
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プロフィール

糸日谷 晃

Author:糸日谷 晃
東京造形大学にて美術/デザインを学び、博物館に就職。
学芸員のほか、工作室の運営を兼任。
ワークショップをはじめイベントの企画や、その題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。

現在は、鳥取・兵庫・岡山の県境、山間で工房を営み、活動中。

からくり作品ほか、仕掛けを応用したおもちゃを製作。
工作教育の普及に努め、題材を開発・製作。 各地で工作教室を開催。

「複雑なモノの中から、
素朴でシンプル、実直で美しいものを探している気がします。」


取り扱い先は、ギャラリー、インテリアセレクトショップ、博物館、木のおもちゃ店など様々。



【製作】
からくり(オートマタ)オルゴール、インテリア小物・雑貨、工作キット、各種オーダー品など。

【活動】
上記品の企画、デザイン、製作、各地での発表、展示・販売、からくり工作ワークショップの開催など。


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