いとひや 糸日谷晃

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手作り木のおもちゃ 工作教室講師 

工作教室を行なってきました。

(※2012年2月24日の記事です。)


今回は、子供向けの二日にわたる教室でした。

このケースは初の試みなので、
いつもとは違った形で進めました。

なので、得ることもたくさん





今まで行ってきた教室は、

大抵、大人の都合・大人の事情というやつで、
1時間から長くても1時間半までに、強制終了・・・。

場合によって(集中力が高い子が相手だったり、時間など余裕がある時など)、
2時間、3時間をかけることもありました。




今回は時間にゆとりがあるという話だったので、

トータル2時間半ほどの教室を
2日に分けて行いました。

大人向けの複雑なからくり教室などは、日をまたいで行う事もあったのですが、
子供向けの教室では初の試みです。





以下、教室を終えての感想。


----------


一度、時間を置くこと、時間をかけて作ることは、
子どもの集中力持続に関しても、メリットがありますが、

作ることへの向き合い方、作った物に対する思いも変わるんだろうな、
と感じました。



1日目、

ワイワイガヤガヤ。

「なにこれー、へんなのー!」
「かーしーてーーー!!」

なかなか準備が進まなかったり・・。

「作りたくなーい~、めんどくさい~~」「へへへへー^^へんな色ーー」

と、なにやら集中しきれていない子もいる様子。

そんな中、様子を見て接しながらアドバイス・・
一緒につくっていきました。

all0.jpg


そして、2日目、

「あれ? なんだかみんな、おとなしいような・・・。」
初日のように、ギャーギャー騒いでいる子がいません。

この後、取り組むことが分かっていて、

「先生~ まえに作ったやつ、どこにしまったっけ?」
・・と、工作に意識が向いている子が多い様子でした。

また、
「きょうは、どうするの? これつかうの~?」と、
準備に関しても、邪魔をせず、道具や材料に興味があるようす。

初日に、「いらないー。つくりたくないー。」
と、騒いでいた子も、
2日目は、ちょいと大人しくなって、何やら真剣に取り組んでました。


前回と作業が違う事もありますが、全体的にスムーズに、
一人ひとりが工作にきちんと向き合っているような印象。

「今日は工作をする。」
という認識が、会場に来る前に出来ていたのかもしれません。




形になってきた自分の作品を前に、

「せんせい! 次はここ?」
「おなじやつ、もういっこ作るんでしょ~?」

など、次はどうするのか、自発的に考える姿勢も多々見られました。

pan5.jpg



飾り付けのときには、

「やっぱり羽をつける!!」
「これね、やっぱりネコにした!」
「みて! これ!  ヘルメットをつくった!!」

より良くするために、各々考えている(考えてきた)様子。



作り手の間で良く出てくる話ですが・・

制作中の品を一度寝かして、しばらくしたらまた、手を加える・・・。
改めて、客観的に自身の品を見ることで、より良い改善点が見つかる。

自身もその経験があり、良く行う手段でもあります。。


子どもたちにも、そのような面があるのかな?


neko30.jpg
kara-0.jpg
usa.jpg


そういえば、1日目の片付けの時に、

「ぜんぶつくってから帰りたい!」
「家でつくってきていい!?」
「早くつくりたい!!」

など、声が上がっていました。


もしかしたら、そういった気持ちが、
2日目の、制作にかける想いを後押しする面があるのかもしれません。




・・

時間を置くこと、時間をかけて作ること、には、デメリットもあるでしょうが、
今回はメリットを多く感じました。







そして~、嬉しいことに、完成後、
すぐに遊び始める子もいましたが、

「せんせい、もう一個作りたい!」

と言ってくれる子が何人かいました。
それも違うタイミングで、学年の違う子。



いままで、自分が担当した工作教室を通過していった人は、何百人といます。

しかし、作った直後に、
「もう一個、また作りたい!!」

なんて言ってくれたことは、本当にごく稀です。

作って・・、終わった時点で満足なわけですから・・、
普通はすぐにそんなことは思わないんですよね。

「よしできた、遊ぼう!!」

という感情の流れになるわけです。



「もう一つ欲しい。」となるのは、
遊んでからの話。 


博物館に勤務時、

電話にて、
「子どもが前に作った工作キットがもうひとつ欲しいのですが・・・?」
と言った内容の連絡が入ったこともあります。

子どもが良く遊んだから、もう一個・・。
というような流れが、基本でしょう。




すぐに、「もう一度作りたい。」という事は、つまり

「工作」
が楽しかった!!!

とも、言えますよね?





最高の褒め言葉でしょう?




何日もかけて、
アイデアをひねり出し・・・
作った甲斐があったというもの。






これも、いろんな面でゆとりがあったからこそ・・かもしれません。
自分にも、子どもたちにも。

あーだ、こーだ、言いながら失敗しながら作る。
時間をかけて、苦労して作ったものは、きっと簡単には捨てれない、

少しは大切なものになりうる・・
かけた時間だけ、得られるものがあったろう・・・


・・そう思います。

そうあって欲しい。







話は、変に飛びますが、

人間の集中力の持続時間の云々などの話があり。。
小学校の授業ひとこまが昔は40分だったり・・

ありますね。




前回と今回と
小学校1年生から6年生まで・・

1時間以上、
結果、みんな座って、一生懸命工作をしてくれました。

もちろん、
わいわい騒ぎながらですが。




好きな事なら、失敗しながらでも集中が続くもの、なのかもしれません。

きっと、
こうゆう経験は、誰にだってあるでしょう?




そして、
その集中力や、その時間の中で得られるものは
かけがえのないものだと思います。


結果、少し失敗してしまうとしても、
次にまた取り組みたい、と思えるように誘導することで、

次には、より成功に近い形に。



「失敗もするけど、自分にもできるんだ。」
そういった経験が、もっと子どもたちに必要なのかもしれないな。
と思います。








「子どもだから出来ないのもしょうがない。」
と終わらせるのではなく、

「出来ないのは当たり前、
でも、、この子にはどんなアドバイスができるか?」

そういった考えをしたい、
と思っています。




なので、大人からしたら簡単な工作でも、時間をかけて行いたいわけですが。。。

やはり、大人の都合で、そうもいかないことが、今まで多すぎた。




うん。




短い時間で、上手に、きれいに作る・・ことなんて、どうでもよい評価だと思うんです。
そんなことは機械たちに任せておけばよいこと。

工作は時間がかかったとしても、
「楽しく失敗しながら作るんだ。」

それでいいんじゃないでしょうか?




それが、
いとひやひかるのこうさくモットー。



きれいに作ることを良しとしたら、

子どもが作ったものと、大人が作ったものを比較したり、
大人が下手だのなんだの余計な事を言うあまり、

「自分は工作が出来ないんだ。」

と、思いこむ子も多いでしょうし。




今、自分の工作教室が行える状態になったわけですので、
じっくりと工作する機会をどんどん増やしていきたいなぁ・・、
なんて考えています。

もちろん、対象年齢や状況によって、様々、
無理難題もあるかとは思いますが、

柔軟にすり合わせつつ、自身の思う、最低限のところ・・は
行っていきたいな・・と思います。






・・

思うのですが、






工作をはじめとし、

「教室」

と名前のつくものに
求められているものといったら、

「方法から、時には応用も、手とり足とり全て教えて、
時間をかけずに、上手に出来るようになる。」

事だと、痛感しておりますので、





・・・


むずかしいかな?











まぁ、ケースバイケース。


ぼちぼちいきましょうかね。














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「かえったら、これでおとうさんとあそぼっ。」



ある子が、ふとつぶやいた一言が、

なんだかとっても嬉しくて、

耳に残っています。
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プロフィール

糸日谷 晃

Author:糸日谷 晃
東京造形大学にて美術/デザインを学び、博物館に就職。
学芸員のほか、工作室の運営を兼任。
ワークショップをはじめイベントの企画や、その題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。

現在は、鳥取・兵庫・岡山の県境、山間で工房を営み、活動中。

からくり作品ほか、仕掛けを応用したおもちゃを製作。
工作教育の普及に努め、題材を開発・製作。 各地で工作教室を開催。

「複雑なモノの中から、
素朴でシンプル、実直で美しいものを探している気がします。」


取り扱い先は、ギャラリー、インテリアセレクトショップ、博物館、木のおもちゃ店など様々。



【製作】
からくり(オートマタ)オルゴール、インテリア小物・雑貨、工作キット、各種オーダー品など。

【活動】
上記品の企画、デザイン、製作、各地での発表、展示・販売、からくり工作ワークショップの開催など。


ホームページ
http://itohiya.ikidane.com/

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