いとひや 糸日谷晃

・プロフィールや製作品、これまでの活動については、≪ホームページ≫
・現在販売している品物について、ご購入などは ≪ネットショップ≫
・オーダーメイド品(からくり、おもちゃなど)製作依頼、工作教室の依頼やその他お問い合わせは、≪お問い合わせフォーム≫

今後の予定 製作・展示・販売・工作イベント情報など 


編集中

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-----------------------------
玩具造形 いとひや
HP : http://itohiya.ikidane.com/
BLOG : http://itohiya.blog.fc2.com/
NETSHOP : http://itohiya.cart.fc2.com/
問い合わせ: http://itohiya.ikidane.com/contact.html



チューリップウッド・パロサントの木のペンダント、アクセサリ・・・などなど

ちょこ、ちょこと、
ペンダントやブローチなど、アクセサリの注文を頂きます。

変わったデザインでも、珍しいものでもないのですが、
逆に、そんな素朴なところが良いそうです。



こういったものは、定番のラインナップではないので、
クラフトフェアやイベント、
あとは、ネットショップなどで販売することがあります。



今回、下の写真の様なペンダントトップが出来ました。
(奥にいる犬の様なウマの様な動物的なモノは紫鉄刀木で作ったもので・・ ブローチにでもしようかな。)

P1070658.jpg


作るのはシンプルな形のもの。
石のようにも見えますが、もちろん木材です。
色々な国の地域の木材です。

もちろん、色なんて塗っていません。

木が持つ、
本来の色、模様。



それを手の動くままに
切って、削って、
磨く。




似たような曲線が出てくるのは不思議です。





P1070666.jpg
P1070674.jpg




革ひもを使い、
金具はワイヤーを加工して作っています。



丁寧に磨けば、ワックスをちょっと塗るくらいで輝きます。
軽くて、やさしい雰囲気です。
手触りもしっとり。

ニスを塗ったりと、合成の塗料で仕上げたモノとは、
やっぱり違います。





他にもいくつか・・作りましたが、
それは、どこかでお目に掛ける機会があるかもしれませんね。
もしくは、誰かの手に渡っているか。





さて、
素敵な木が手に入った時は、心が躍る訳ですが、
今回は、少量ですがチューリップウッドや、パロサント、アマレロ、パープルハート、
・・・その他少々手に入りました。


ちゅ


チューリップウッドは、ブラジルの木。
現在は輸出規制があり手に入りずらい木材の一つです。

赤い縞模様が美しく、「木の宝石」と呼ばれています。
ヨーロッパでは王侯貴族の調度品・家具に使われたりと持て囃された高級材。
初めて見た時は、染料で染めたのかとびっくりしました。
きれいですね。




そして、

パロサントは、原産地がアンデス。
こちらも貴重種で、現在は絶滅の危機にあるそうです。


香木ともされ、その香りには悪い精霊を追い払い、良い精霊を引き寄せる効果があるとされます。
そのためか、「聖なる棒」、転じて「神の樹」、、そのような呼び方がされ「幸せを呼ぶ」そうです。
うん、確かに、甘いような・・なんだか不思議な香りがします。

シャーマン(日本では巫女や祈祷師が当てはまるかな)が儀式で用い、
教会のミサで焚かれる地域もあるという話です。







・・・・



木も色々ですね。
世界には様々な木材があり、由縁があり、
手にする時には、一つ一つに来歴があり、お話があるわけですね。

しかし、なんだか忘れがち。





だからこそ、加工する時に、

機械だけに任せず、
物語を記したいと思います。



そのための
「手作り」
なのかもしれません。



たまに、調子に乗って、
全く何も考えずにを木を切り出してゆく事があります。


















て、



大失敗!!

(犬の様な馬の様なものが出来る事があります。)





・・


いやいや。





一点一点形が違う、あらかじめ決めた形が無いからこそ、
作る時の考えも変わる訳です。


一つ一つ整形し、磨いていく作業には時間がかかり、
木と向き合う中で、どんどん考える事も変わってきます。

「ここをもっと削ったらどうだろうか、こっちはもっと丸みを帯びさせた方が良いか、
木目がどちらに向く方が良いか、あとちょっと削れば一本多く木目が出るな、
でも・・やっぱり・・」


・・などなどなど。


それがまた、手間になるわけですが、
それが「手作り」というものだと思います。




・・・

と、大仰な事を言ってますが、

完成したものは、
なんの変哲もない・・、

削って、ただ磨いたもの
誰でも作れる物です。





でも、それでいいし、
そんな素朴なモノがいいと、今の時点では考えています。




それが逆に
手間につながる事も多いのですが・・。



いくつも作るとなれば、
それこそ一日中削って、磨いて・・・



延々と続く様な、

「削り、磨き」

の手作業です。




P1070659.jpg




その中で、
「手作り」
の事を考えていると、


こんなことも考えます。



-------------------
手作りだからこそ、手間がかかる。
そのため、効率化を求めなければ、採算が合わなくなってくるもの。

「もっと楽に出来ないかな?」

だから皆、決まった形の、画一化された物を作る。

そして、手作りとは言うものの、
ほぼ完成の形まで機械で仕上げられるように、
角ばった形、ろくろなどで作れる対称の幾何形体にする。
もしくは、デザインの型を作り量産向きにする。

単純作業ほど、効率化出来ますし、出来栄えも安定する。
磨く手間も減り、加工時に失敗も減る。
---------------------




より簡単にと、
誰もが考える。






でも、

それは、
手で作ってはいるけれど、「手作り」なんだろうか?



と、考えてしまう。





今、皆が口々にする様な

「手作り」

という言葉。





他にも、

「作家の・・(おもちゃ、家具、器・・・)」「ぬくもりのある・・・」、
「機械で量産していない・・」



という言葉も、似たようなもの。






でも、それ、

人が機械になっては、いないだろうか?




黙々・・と、

あと何個作るんだ?
とか、

消化する作業。


手作りの良さなんて念頭になく、
作業的に、賃金のために、
機械的に量産していないだろうか?






あれこれ考えて、
作られたのでしょうか。

それは、
楽しい気持ちで作られたのでしょうか。





そもそも、
木のぬくもりって、どこにあるのでしょうね?





そんな事を考えます。






話は逸れますが、
誰かが木製品を手に取り、

「木はぬくもりがある・・・。」

と話すシーンが嫌いです。



木の知識も、
作った人の事も、
良く分からない中で、

新品の木製品を手にとって、
そこに、なんのぬくもりがあるんでしょうか?





聞いてみれば、

「金属と違って、あったかい・・、」
(そんな事を言ったら、世の中の素材のほとんどが・・・。)


「良く言うよね」
(そうですね。)


「・・・。」
(・・。)


と、返ってきます。






「木には、ぬくもりがある」
のではなく、





「木にも、ぬくもりが、心が宿る」

といいたい。





ぬくもりを込めるのは、

「人」

だと思います。




「木だから、ぬくもりがある」
と、話す人や、

「ぬくもりがあるから、私は木を素材にして作っている。」
なんて言う人は、ペテン師だと思います、

(うわぁ、言いすぎ)




だってそうでしょう。




金属でも、土でも、
ぬくもりが宿ります。

木を素材にする理由にはならないんです。





そもそも
板の間を歩くときに、
裸足だと冷たいですよ。


(??。。)







ぬくもり云々という話なら、
ホッカイロとか、ヒートテックで作って下さいよ。


(????。。。)







例えば、
どこの国の誰が作ったのかもわからないような、
量産された

木のおもちゃ

に、あなたは「ぬくもり」を感じますか?
(100円で買えるものもあります。)



なんだか、随分前にも似たような記事を書いた気もしますね・・。







時に、

古い温泉街など、お店のディスプレイに、
土人形などの民芸品や郷土玩具が置いてあると、

なんだかぬくもりを感じます。


物が生きて、根付いているというか。
持ち主の心がそこに見えるような。




そのものは、不格好でも、歪でも、汚くても、
良いんです。


それが逆に良かったりするんです。
人の息吹を感じます。





きっと、
「ぬくもり」って、

そういった事ではないでしょうか。





また、
物を見て、言い様もない寂しさも感じることもあります。


きっと、
そこに「心」を感じるからでしょう。




そして、
それを感じる事が出来る人は、

物に何かを見出せる「何か」を心に持っているのだと思います。





「物を愛でる文化が、どんどん無くなっていくな・・。」
という話かもしれません。



物に乏しい時代を過ごした、
そんな人たちは、モノを買い替えるなんてとんでもない話で、

大切にし、愛でていたのです。
心通うような「物」をもっていて、そこに心を見出していたのです。




それが後に、

「形見」

というものに変わるのでしょう。









「八百万の神」
という言葉がありますが、


古来、
様々な現象、ちょっとした物でさえ神格化し、尊敬し、尊重するような、
「心」を、皆がもっていたのでは無いでしょうか?




色彩の種類においても、
日本の考え方は、異常な程です。


「緑」

を示す言葉でも


鶸萌黄(ひわもえぎ)
萌黄(もえぎ)
若草色(わかくさいろ)
萌葱(もえぎ)
松葉(まつば)
裏葉(うらは)
青竹(あおたけ)
老竹(おいたけ)
柳葉(やなぎは)
青磁(せいじ)
利休(りきゅう)
鶯(うぐいす)
山葵色(わさびいろ)
孔雀色(くじゃくいろ)
千歳緑(ちとせみどり)
海松(みる)
山鳩色(やまばといろ)
木賊(とくさ)
緑青(ろくしょう)
白緑(びゃくろく)
山藍摺(やまあいずり)



・・・まだまだあります。






些細な違いや、ものを見極める、
そんな感覚を持っていたはずなのですが、
今はきっと画一化されてしまったのかもしれません。



全部が
「green」

もしくは
「yellow green」

で表わせてしまえるような。





今、その感覚は全く必要とされていない現状があり、
そんな話は、どうでもよいのかもしれません。










・・・

例のごとく、話が脱線してゆきます・・・。







大したものも作っていないのに、
何を偉そうに言っているのでしょうね。






やだやだ。










さてさて・・、





「ここだけの話、

ペンダントの依頼があるとね、

1つだけ作るとなると、高くなってしまうので、
いくつも作るんです。

そしたら、お客さんには少しは安く渡せますよね。


あ、
知ってた?




それで・・、作っている時に手を切っちゃって。

小さいモノを作る事が多いでしょ?
大体、怪我するのは指先ばかりだから、そりゃもう痛いのなんのって、もう大変。



ははは~



なんて、
わらいごとじゃぁないけどさ。





この時は、結構深くてね。

血が止まらないから、
手をあげてさ、




「もうやってられない!  休憩だ!! 」
って、

工房の外に出て、


となりのおじいさんが、作業してるのを、
ぼーーっと見てたらさ、



おじさんが近づいてきて、



「どした? よんだか?」

なぁんて、勘違いして来ちゃってさ。




あ! いけね!  手ぇあげてた!

なんて、気づいて。





「手、あげてただろ?」

なぁぁんていうもんだから・・・




もう~、こまったよ。




こまった、

おじさんも。





そして、笑ってたらさ、
なんかもう

あんまり痛くなくなってててね。

血も止まってたんだよね。





いやいや、これがほんとの話で・・・





・・。」











なぁんて、馬鹿な事を
言って、やって、

一日一日を過ごしていこうと思います。












でも、

そうですね。



「それ」なんだと思います。











そんな、

誰かのお話が、

こっそりと記されたモノが、



きっと私は好きなのでしょう。

そして、欲しいのでしょう。





だから、

そんなものが、作りたいのだと思います。





木工、

工芸、


ましてや
彫刻や絵画ではなく、





だからこその


「造形、工作」


なのかもしれません。












さ、

今日も、

ぼちぼち、


ちょっとしたものを作って、



・・

暮らしています。




スポンサーサイト

-----------------------------
玩具造形 いとひや
HP : http://itohiya.ikidane.com/
BLOG : http://itohiya.blog.fc2.com/
NETSHOP : http://itohiya.cart.fc2.com/
問い合わせ: http://itohiya.ikidane.com/contact.html



森のモビール展 西粟倉 森の学校 グループ展

さぁ始まりました、森のモビール展

14人の様々なアーティストが、ジャンルを超えて集結。
--------------------------------------------------------
作家ジャンル
[写真]/[木工]/[硝子]/[切絵]/[絵画]/[デザイン]/[陶芸]/[イラスト]/[音楽]/[書]/・・・・など
--------------------------------------------------------


各作家 最大2種類の出品。

モビールをテーマに各人独自の世界を構築しています。





もちろん、お気に入りの作品は購入可能です。
ご都合の良い方、是非お立ち寄りください。


岡山県北部、西粟倉 森の学校にて開催中。


---------------------------------------------------------
期間:2013年4月6日|土|~5月6日|月|10:00~17:00
[土日はセルフ式のカフェが利用可]

場所:〒707-0503 岡山県英田郡西粟倉村影石895 Tel.0120-172-480

※詳細(FACE BOOKページ)
https://www.facebook.com/events/418425928251634/?ref=22

-----------------------------
玩具造形 いとひや
HP : http://itohiya.ikidane.com/
BLOG : http://itohiya.blog.fc2.com/
NETSHOP : http://itohiya.cart.fc2.com/
問い合わせ: http://itohiya.ikidane.com/contact.html



Pagination

Utility

プロフィール

糸日谷 晃

Author:糸日谷 晃
東京造形大学にて美術/デザインを学び、博物館に就職。
学芸員のほか、工作室の運営を兼任。
ワークショップをはじめイベントの企画や、その題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。

現在は、鳥取・兵庫・岡山の県境、山間で工房を営み、活動中。

からくり作品ほか、仕掛けを応用したおもちゃを製作。
工作教育の普及に努め、題材を開発・製作。 各地で工作教室を開催。

「複雑なモノの中から、
素朴でシンプル、実直で美しいものを探している気がします。」


取り扱い先は、ギャラリー、インテリアセレクトショップ、博物館、木のおもちゃ店など様々。



【製作】
からくり(オートマタ)オルゴール、インテリア小物・雑貨、工作キット、各種オーダー品など。

【活動】
上記品の企画、デザイン、製作、各地での発表、展示・販売、からくり工作ワークショップの開催など。


ホームページ
http://itohiya.ikidane.com/

ブログ
http://itohiya.blog.fc2.com/

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。