いとひや 糸日谷晃

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大原小学校 社会科見学  (生活科指導かな?)  からくりおもちゃ工房見学  ~ 玩具造形作家のお話編 ~

先日、大原小学校から工房見学の申し出がありました。

生活科の授業の一環ということで、
町探検をする中で大原の町の良いところを発見したり、
人と接する喜びを味わって貰う・・というのが狙い・・・とのこと。


旧因幡街道大原宿古町
は、古い町並みが残っています。(大原宿関連過去記事は、こちら→ 

この数カ月で無電柱化が進み、街灯が新しくなりました。
道も新たに、石畳のように舗装が直されたりと、景観が整ってきましたので、
この機会に違った視点で町を眺める事も出来そうですね。


観光ボランティアさんの話を聞く事で、新たに発見があるかもしれません。
※知らない方も多いのですが、観光協会に事前に連絡をすれば、
 本陣の中庭を見ることもできます。
 TEL:0868-78-3111  (大原総合支所内 )



授業の一環で行う「ものつくり」に関連して、
へんてこ作家の話を聞くことで、

自分たちの生活と、ものつくり、地域とのつながりを感じるいい機会かもしれません。
理解せずとも、感覚的に、住む地域の大切さを知ってもらえたら、嬉しいですね。

もちろん快諾です。



何を、話そうか、
工房で何を見せようか・・。
全然時間がないからなぁ・・。

あれこれ。



色々と考えた挙句、

先生から、
「事前指導で、子供たちが色々な質問を考えている」
と聞いていたので、



時間が短い事もあり、
自己紹介と工房の機械を紹介したら、すぐに質問タイムに入って良いかな・・、と判断。

興味のある、聞きたいことの方が頭に入るし、有意義な時間となるでしょう。。




制作途中のものや、スケッチブックなど、見てわかるような資料を持って行って、
どんな質問にも答えられるようにしようかな、

と準備。






さてさて、当日・・。


早めに到着し、準備。
その後・・・




来ました!
わらわらと、ちっちゃいのがたくさん!!

自然と笑みがこぼれます。



2班に分かれてもらい、工房へ案内。

まずは、主な機械の説明。
「この機械は・・  」
「こっちは・・・  」


途中、やっぱり気になるんでしょう、
自然と質問の声が出てきて、そのまま質問タイムへ。


「それはね・・・」
「そう、良く知ってるね!」
1.jpg
2.jpg
3.jpg




短い時間でしたが、有意義な時間となったのではないでしょうか。

子供たちに工房を見学した感想もききたいところですねぇ。
彼らの目に、どのように映ったんでしょう・・・・・。



そして最後はサプライズ!
子供たちがお礼にと 「 smile again 」を歌ってくれました。
朝のホームルームで毎日歌っているそうです。

いやはや、お恥ずかしながら、この曲・・
どこかで耳にしたことはあれど、よく知りませんでした。
もちろん歌詞なんて知りません。

調べてみると、なかなかに新しい曲のようで、
1995年に現役小学校教諭 中山真理さんが作詞・作曲したもの。

卒業式に良く歌われるそうです。




いやはや、
「子供たちが、自分のためだけに歌ってくれた」
という事もあって、

感動も一入でした。




明日晴れたら、また、笑って頑張ろう。
そう、思いました。





ちなみに翌日の空の様子は・・・・・






「曇り!!!・・・・。」




い 







 晴れなくてもいいんです!




曇りだってあるさ!

夏なんて、曇ったら涼しくなって最高じゃないか!!
春先の雨!秋の雨! 風情があるじゃないか!!


もうこの際!
笑えなくてもいいじゃない!





その中から、何か一つ、見つけていこう。

頑張ろう。





よし。







・・・


そう思ったのでありました。



後日談はこちらから、子どもたちがお手紙をくれました。http://itohiya.blog.fc2.com/blog-entry-136.html

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蒸気機関車の木のおもちゃ D51 デゴイチ

蒸気機関車の制作依頼がありました。
クリスマスプレゼントになるそうです。



蒸気機関車・・・。

その姿は写真やメディアなどで何度か見たことがあります。
デゴイチ、D-51という言葉は知っています。

しかし、詳しい知識がありません。
どこかの公園で保存車両を少し見かけたくらいで、
もちろん乗ったことはありません。





まずは、いつも通り、何も見ないでスケッチ。
自分の中のステレオタイプを探します。


どんな形だ? 車輪っていくつ? 比率は?
しかし、描いてみたものの、何か足りない気がしました。


・・・何枚か書きました。
やはり何かが足りません。




そして、資料を集め始めて、その違和感は、すぐに解消されました。



「あぁそうか、この除煙板という部品を描いていないから変なんだ。」

除煙板・デフレクターと呼ばれるパーツを書いていませんでした。

デフレクター・・・除煙板
車両先頭の側面に取り付けられた板です。
 ※除煙板はボイラー前端または煙突の左右両側に設置され、走行時に車両前方からの空気の流れを上向きに導くことで、煙突から排出される煤煙を上へ流し、運転室からの前方視界を改善する効果を得る。(wikipediaより)
(画像を参照・正面左右に取り付けられた板)

syoumen.jpg
saido.jpg
top.jpg



集めた資料の中に、たくさんの汽車おもちゃもあります。
先人たちは多くの作品を生み出してきたようです。

しかし、デフレクターがついているものは、ほとんどありませんでした。
それは、西洋の汽車をモチーフにしているからなのかもしれません。

(例えば、機関車トーマスに登場する、ほとんどの車両には除煙板がついていません。
・・・が、その中で登場する日本の汽車をモデルにしたキャラクターには、つけられています。)



P1050977.jpg




・・・・
依頼者の話にもありました。


「そうそう、
 トンネルに入る前にはね、みな一斉に窓を閉めたんだ。
 なぜかわかる?」
「・・なぜですか?」
「閉めないと、
煙が中に入ってきて、ススだらけになっちゃうから。」



「走行中は、煙が上方に流されるから、窓を開けていても大丈夫。」




そう、この形。
当時、依頼者の乗った蒸気機関車を始め、そのほとんどにデフレクターがついていたそうです。


「日本人の心に残る蒸気機関車の姿」

を作るには、これは必要なんだ。
・・・デザインの方針が決まりました。




よし、それでは・・・と、
現在見る事のできる実物保存車両を何台か取材してきました。



「ほほう、これがデフレクターか。ふんふん。」
「なるほど。」




いや、しかし・・、話はそれますが、
保存されているとは言い難い、ひどい状態のものばかりでした。
屋外保存のものは致し方ないのか・・。

錆は浮き出ており、たび重なる塗料の厚塗りに加え、
雑な塗付により、液だれのまま固まった様子も多々見られました。
全部の部品がペンキでつながっていて、何が何だか・・・。

学芸員の資格を持っている身として、資料の保存はとても大切だと考えています。
なので・・・とても残念。

mado.jpg



操縦席に入れた所もありました。

あるバルブに触れたとき、オイルが手につきました。
「あぁ・・・。」
パッキンが劣化してオイルがにじんでいたようです。

me-ta-.jpg

これは、勝手な感傷ですが、

まだ機関が生きてるようで、
まだ走れるよ!と訴えているようで、
泣いているようで・・、
とても切なくなりました。




あぁ、
何のための保存なのでしょうか。




後世に伝えるため、
大切なものだから、


違いましたか?







・・・

あぁ、
最近、愚痴が多いなぁ・・。






兎に角。


自分にできる方法で、
「昔、日本には、こんな機関車が走ってたんだ。」

と、誰かに伝えられるように。

P1050996.jpg





依頼者が私に話してくれたように、

「トンネルに入るときにね・・・・、   」




子供さんと、お話ができるように。
お孫さんにも聞かせてあげたい。




きっと、依頼者の思い出の中には、私が聴くことのできなかった、
素敵な話がたくさんあることでしょう。

それを話す機会が生まれたらいいな。


初めて、汽車に乗った時の話・・
旅行の話・・


・・とか、他にもいろいろ。



木のおもちゃという、シンプルなデザインが求められる中ではありますが、
子供さんと、たくさん話ができるように、

「依頼者の想いを込めて創れたら。」
と一層思いました。







さぁ、
まだまだ作業が残っています。





もうひと仕事!!






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プロフィール

糸日谷 晃

Author:糸日谷 晃
東京造形大学にて美術/デザインを学び、博物館に就職。
学芸員のほか、工作室の運営を兼任。
ワークショップをはじめイベントの企画や、その題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。

現在は、鳥取・兵庫・岡山の県境、山間で工房を営み、活動中。

からくり作品ほか、仕掛けを応用したおもちゃを製作。
工作教育の普及に努め、題材を開発・製作。 各地で工作教室を開催。

「複雑なモノの中から、
素朴でシンプル、実直で美しいものを探している気がします。」


取り扱い先は、ギャラリー、インテリアセレクトショップ、博物館、木のおもちゃ店など様々。



【製作】
からくり(オートマタ)オルゴール、インテリア小物・雑貨、工作キット、各種オーダー品など。

【活動】
上記品の企画、デザイン、製作、各地での発表、展示・販売、からくり工作ワークショップの開催など。


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