いとひや 糸日谷晃

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ハーモニカを少し見る

  • 2007/07/26 18:47
  • Category: 雑記

以前紹介した、BLUES HARP(ブルースハープ)について少し調べてみました。

今回は、そのハーモニカを作っている「HONNER」について紹介しようと思います。



そもそも、ハーモニカはいつ頃からあるのかと。

似た仕組みを持つ楽器は紀元前3000年前からあったそうです。



今日のハーモニカの原型が出来たのは、1800年代。

なんと16歳の少年が作りました。

それは「AURA(オーラ)」と呼ばれるもので、メタルのリードを使い、

15音階のメロディを奏でる事が出来ました。



そして、1827年、現在のHONNER社のある、ドイツのトロシンゲンで、

クリスチャン・メスナーがマリス・ハープと呼ばれる、

ほぼ現在のハーモニカに匹敵するものを手作りで作りました。



1857年には、HONNER社の創始者マシアス・ホーナーが世界で始めて商業生産し、

こうして初めて世に送り出す事になります。



最初の一年目は650本でしたが、

23年後には、年産87000本

32年後には、100万本に増産され、

1920年には、2000万本に増産されました。



ビートルズでは、ジョン・レノン、、

ローリングストーンズでは、ミックジャガーが使用し、

10穴タイプのハーモニカ(テン・ホールズと呼ばれる物)は、

HONNER社の商品名「BLUES HARP」が、その代名詞にもなるなど、

多くの人々に愛用され、ヨーロッパ最大級の楽器メーカーになったわけですが、

はじめは露店形式で販売していました。







話は、少し変わりますが、

今回、地域の活動で、吹く経験をしてみて、

ハーモニカの良さを理解しました。

実際に体験することは、とても大事だなと、痛感しました。



「百聞は一見にしかず。」という言葉があります。

耳にタコが出来るくらいよく聞く言葉ですが、

皆さんは一見という言葉が、大切な意味を含んでいるのを

お忘れではないでしょうか?



私はよく忘れます・・・。

・・・。



それは、

「体験する事、触れてみる」ことです。





昔は、便利なメディアがありませんでした。

あるのは本くらいでしょうか。

文字は、誰かが言葉にしたものなので「聞く」ですね。

なので、当時の「一見」とは、その場に行って直接経験することを表していました。

今の「見る」という言葉より、だいぶ多くの感覚をそこに含みます。



現在は、テレビやインターネットなど、便利なメディアが多くなり、

色々な物事を「見る」機会が増えました。

映像は、より鮮明になり、色々な角度からの画像を見ることが出来ます。

音の再現性も良くなり、臨場感のあふれる空間を作り出すことが出来ます。

実際に体験してるかのような錯覚に陥ってしまいます。

しかし、そのことで、人本来の持つ「見る」能力が著しく低下したように思います。







最近、博物館では、大きな展示換えがありました。

ネフ展を開催するにあたってのものです。

今まで、何度も何度も飽きるくらいにみていた、おもちゃたちですが、

移動の際に手にとって見ると、全く印象が変わるんです。

初めて触るものもたくさんありました。

今まで気に留めていなかったものが、気に入ってしまったり、

面白いと思ったり、奮発して買おうとしたり。                                  



それは、単に「見た」つもりになっていたんですね。

実物が目の前にあるのに、「見えて」いない。

分かっていても、「見えて」いない

そんなことも、多くあるんです。

とても反省の多い毎日です。







話は戻りますが、

はじめ、HONNER社は露店形式でハーモニカを売っていました。

露店は、「見る」、良さを分かってもらうには絶好の機会です。

ただ、イマイチだったりすれば、誰も見向きもしません。

当時の人々は、私たちに比べて「見る」ことに長けていたはずですから、

簡単には評価されなかったでしょう。



逆に言えば、露店で成功したからこそ、噂が噂を呼ぶなどし、

さらに多くの評価を得ることにつながったのではないかと思います。





皆さんは、いかがでしょう。

生活の中で、ちゃんと自分の周りを「見て」いますか?

映画やテレビ、パソコンの画面をみるように見ていませんか?

目だけではなく、全身を使って、毎日たくさんのものを「見て」いますか?



多くの人は興味のあることだけを「見よう」とします。

でも、「見れる」かは、分かりません。

なので、「見れる」ものが少ないかもしれません。

しかし、何事も「見よう」と、訓練をしていたら、

本当に見たいものが、もっと「見えてくる」可能性は大きくなります。



同じものを見て、感動する人と、そうでない人、

こんなところにも、その差があるのではないでしょうか。







皆さんは、おもちゃのことを、どのようにお考えでしょうか?

おもちゃというと、第一に子どもっぽい、という印象を持つ方が多いのではないでしょうか。

なので、おもちゃと付く言葉

「おもちゃみたいな・・・」

「おもちゃにされる・・・」

というマイナスに捉えられる事もしばしばです。







当館の所蔵するおもちゃは、子どもだけではなく、

大人の方も楽しめるものがたくさんあります。

その多くは、実際に手にとっていただくことが出来ます。

ガラスケースに入っている物も、もちろんです。

スタッフまでお申し付け下さい。



また、おもちゃツアーというイベントもあります。

子どもだけでなく、大人も楽しめる構成となってます。



百聞は一見にしかず、もとい

百聞は「一験」にしかず、

というとこでしょうか。



ぜひそちらも、あわせてご覧下さい。



長々と、読んで頂き有難うございました。

ではでは。



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プロフィール

糸日谷 晃

Author:糸日谷 晃
東京造形大学にて美術/デザインを学び、博物館に就職。
学芸員のほか、工作室の運営を兼任。
ワークショップをはじめイベントの企画や、その題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。

現在は、鳥取・兵庫・岡山の県境、山間で工房を営み、活動中。

からくり作品ほか、仕掛けを応用したおもちゃを製作。
工作教育の普及に努め、題材を開発・製作。 各地で工作教室を開催。

「複雑なモノの中から、
素朴でシンプル、実直で美しいものを探している気がします。」


取り扱い先は、ギャラリー、インテリアセレクトショップ、博物館、木のおもちゃ店など様々。



【製作】
からくり(オートマタ)オルゴール、インテリア小物・雑貨、工作キット、各種オーダー品など。

【活動】
上記品の企画、デザイン、製作、各地での発表、展示・販売、からくり工作ワークショップの開催など。


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